WordPress 4.7から、CSSの追加機能が使えるようになりました。「子テーマ」を作ったり、プラグインを使ったりしなくても、スタイルを追加してデザインをカスタマイズすることができます。
## 追加方法
管理画面から「外観」→「カスタマイズ」を開きます。ツールバーを表示している場合は、ツールバーから直接「カスタマイズ」が開けます。
「カスタマイズ」を開くと次のような画面が表示されます。使用しているテーマにより表示される項目は変わりますが、その中にある「追加CSS」をクリックします。
「追加CSS」の編集画面は、下の部分が入力エリアになっています。ここにCSSを追加すると、右側の画面でプレビュー表示がされます。この段階では、実際のサイトには追加したスタイルが反映されません。反映させるには、右上の「保存して公開」ボタンを押してください。
p {
color: red;
}
テーマが「Twenty Seventeen」の場合、上のように入力すると記事本文の文字色が赤になります(使用しているテーマによっては、スタイルシートの優先順位の関係で変わらない場合があるかもしれませんので、他の指定を試してみてください)。
追加したCSSはデータベースに保存されます。「wp_posts」テーブルに「custom_css」というpost_typeで記録されているようです。他のテーマに変更しても、再び「追加CSS」を利用しているテーマに戻せば、追加したスタイルが反映されます。
ただし、テーマごとに管理されているので他のテーマでは反映されません。他のテーマでも使いたい時は、コピー&貼り付けをする必要があります。
テーマを変えても指定したいCSSは、「Simple Custom CSS」のようなカスタムCSS用プラグインを使うと便利かもしれません。