埼玉県行田市のさきたま古墳公園に桜を見に行ってきました。桜は満開を過ぎたところでしたが、花びらが舞う風景を楽しむことができました。
さきたま古墳公園は、「埼玉(さきたま)古墳群」を中心に整備されている公園です。公園の中に大小9つの古墳があります。園内数箇所に桜がありますが、一番の見所は丸墓山古墳の周辺です。
駐車場から丸墓山古墳に向かうと、古墳の前に桜並木があります。ここは「石田堤」の堤防跡の一部です。行田市の市街地にあった忍城(おしじょう)を1590年に石田三成が水攻めしたときに作られたのが「石田堤」で、見晴らしの良い丸墓山古墳には本陣が置かれたそうです。
桜並木を過ぎると、丸墓山古墳の階段前です。こちら側のまっすぐ登る南側階段のほか、北側にも階段があり古墳の上に登ることができます。階段の右側には菜の花が咲いていました。
急な階段を登ると丸墓山古墳の頂上です。ちょっとした広場になっていて、桜が数本あります。日本で一番大きい円墳で、直径が105m、高さが18.9mということです。遠くには行田の街が見えます。
北側の階段を降りた辺りにも菜の花がありました。丸墓山古墳は遊歩道が一周していて、いろいろな角度から古墳を見上げることができます。
丸墓山古墳の南東側には芝生広場があります。こちらから眺めると、古墳の大きさがよくわかります。
芝生広場の端にも桜の木が並んでいます。広々とした風景を眺めながら、桜の花を楽しむことができました。